2022年9月16日に、墨田区子ども・子育て支援部子ども施設課保育係主催の「保育の質の向上のための合同研修」があり、「学齢前の子どもの頭のケガ」について、2時間講師を務めました。

その内容の一部は、2022年の『助産雑誌』76巻6号にレポートとして掲載されました。「赤ちゃんの頭のケガにご用心！」6頁です。小児医療に関わる専門家でもめったに経験しないような3症例が紹介されています。

1. 1. 1.  撮影中のスマホが左顔面に落ちて、頭蓋内出血（生後25日の男児）

      2.  つかまり立ちからの後方転倒で頭部打撲、大きなコブと骨折（9カ月男児）

      3.  つかまり立ちから後方転倒し、後頭部打撲、急性硬膜下血腫（9カ月男児）

次ページに提示するマンガ「引き裂かれた親子」のような“事故”なのに、事故と信じられないで、「厚労省の誤った手引き」のまま虐待扱いされていることが問題です。 マンガの事例は、都内で2020年 6 月に起こったことでした。